環境に優しいバイオマス由来樹脂
ヤマハ株式会社はリコーダーの新製品として、環境に優しいバイオマス由来樹脂を使用したヤマハアルトリコーダー「YRA-402B」「YRA-48B」を2015年10月より販売すると発表した。
ヤマハ株式会社は1967年からリコーダーの製造と販売を行っている。従来、使われていたABS樹脂製リコーダーは耐衝撃性、正確な音程や木製リコーダーに引けをとらない音色、手頃な価格が評価され全国の小、中学校で多く使われてきた。
二酸化炭素の削減
今回発表したバイオマス由来樹脂のアルトリコーダーは、先に発表されているバイオマス由来樹脂のソプラノリコーダーと同様に、東レ株式会社が開発したポリ乳酸系の樹脂を使用している。このバイオマス由来樹脂のリコーダーを使用することにより、ABS樹脂製と比べて約20%の二酸化炭素排出を削減できる。
リコーダーの質も向上、地球温暖化も防止
ポリ乳酸系樹脂を採用することで「YRA-402B」は重厚感のある輪郭のはっきりした音色、「YRA-48B」は柔らかく透明感のある音色を実現した。東レ株式会社のポリ乳酸系樹脂はデンプンを発酵し乳酸化をさせ、それを重ね合わせて作られた植物由来のバイオマス由来樹脂の一種である。これを活用することにより、地球温暖化防止、化石資源消費量削減につなげ継続的な社会貢献にしたい考えだ。
(画像はヤマハ株式会社ニュースリリースより)
(画像はヤマハ株式会社HPより)

ヤマハ株式会社ニュースリリース
http://jp.yamaha.com/news_release/2015/15072201.html