ジャトロファバイオ燃料の情報共有
金沢工業大学はJST(国立研究開発法人科学技術振興機構)とJICA(独立行政法人国際協力機構)の共同実施事業「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)」にて採択された「モザンビークにおけるジャトロファバイオ燃料の持続的生産」について、研究者間の情報を共有するに為、7月23日にプレシンポジウム開催すると発表した。
SATREPSとはJSTとJICAが共同で行っている地球全体の課題の解決、未来の社会実装に向けて日本と開発途上国の研究者が集まり共同で研究を行っている。
ジャトロファとは
ジャトロファは日本の生物学名では、ナンヨウアブラギリとして知られている物だ。搾油量は大豆の約5倍、ナタネの約3倍あり、油脂性質は燃料に向いていて重油や軽油の代替えになる。この植物は農業に向かない土地でも簡単に栽培でき森林伐採などの問題も起こらずにすむのが利点だ。
地球にやさしいバイオ燃料作り
東京大学、金沢工業大学、久留米大学、日本植物燃料(株)、(社)アフリカ開発協会はモザンビークのエドワルド・モンドラーネ大学と共同でモザンビークの乾燥地域でジャトロファを栽培する。燃料の産出、CO2の排出量削減、産業を作り出すことによって地域住民達の生活改善を目指しており、同時に経済性と環境への影響を考慮し持続可能な生産の構築も考えている。
(画像は金沢工業大学ニュースリリースより)

金沢工業大学ニュースリリース
http://www.kanazawa-it.ac.jp/kitnews/2015/20150715_jatropha.html