地域特性を活かした再生可能エネルギーの普及
環境省は、地域低炭素投資促進ファンド事業について、平成26年度に出資申請があった案件のうち、鹿児島ディベロップメント株式会社が手がける、「かごしま再生可能エネルギーファンド」に決定したことを発表した。
これは、地域低炭素投資促進ファンド事業の執行団体である、グリーンファイナンス推進機構が、鹿児島県における再生可能エネルギー事業に投資を行う運営者である「かごしま再生可能エネルギーファンド投資事業有限責任組合」に対して、5億円のLP出資を行ったもの。
このファンドでは、鹿児島ディベロップメントの他、鹿児島銀行や鹿児島県も一体となって、県内の再生可能エネルギー事業に取り組む事業者の円滑な資金調達を支援するものであり、鹿児島県の地域特性を活かした、地熱・バイオマス・小水力等の普及・拡大を図ることを目指している。
地域活性化と環境保護の両方を実現
環境省では、地域低炭素投資促進ファンド事業について、「地域活性化」の観点から、今回の鹿児島県のように、地域金融機関と地方自治体が連携したファンドの案件は、他都道府県へのファンド展開が期待できるため、推進していきたい意向を示している。
これまで、同様の観点から「おおいた自然エネルギーファンド」に対しても出資を行っており、今後も、技術類型、事業者の特徴、地理的なバランス等も考慮し、予算の範囲内において、出資が行われる予定としている。
(画像はプレスリリースより)

環境省
http://www.env.go.jp/press/101183.html