海田地区バイオマス混焼発電事業の実施と新会社設立
広島ガス株式会社と中国電力株式会社は7月28日、両社で検討を進めてきたバイオマス混焼発電所事業について、合弁契約書を締結し、今後両社で新会社を設立した上で事業を実施することに合意したと発表した。
これは、かねてより広島県安芸郡海田町明神町2番118号の広島ガス海田基地内にて、バイオマス混焼発電所の事業可能性についての検討と、環境影響評価に関する手続きを行ってきたもの(平成27年3月4日、平成27年6月1日、平成28年6月15日、平成28年12月2日で発表済み)。
現時点で発電所の名称は未定だが、発電に使用する使用燃料はバイオマス(うち国内材は広島県内から調達)、石炭、天然ガス(助燃・バックアップ用)とし、発電出力は約10万kW(送電端)を見込む。この工事開始は平成30年12月を予定し、運転開始は平成33年3月を予定している。
バイオマス発電導入で、未利用木材を積極的に活用
なお、新会社は平成29年10月に同所に設立予定で、この資本金は2億円(設立時)を予定し、両社の出資比率は、ともに50%としている。また、新会社の事業内容は、バイオマス混焼発電所の建設・運転・保守および電力の販売としている。
また両社は、バイオマス混焼発電の導入により未利用資源を積極的に活用して、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献するとともに、エネルギー事業者として長年に渡って地域の顧客にガスや電気を提供する両社が協同することで、既存のインフラや互いのノウハウを最大限に活かした電源の構築を目指すという。
(画像はプレスリリースより)

広島ガス株式会社 プレスリリース
http://www.hiroshima-gas.co.jp/com/w_new/release/