JXTGエネルギー、室蘭バイオマス発電所建設工事を開始
JXTGエネルギー株式会社は7月21日、同社出資の室蘭バイオマス発電合同会社が、同日に安全祈願祭を行うとともに、この8月1日から発電所建設工事を開始すると発表した。
今後建設する「室蘭バイオマス発電所」は、木質バイオマス専焼として国内最大級の発電所になるという。
室蘭バイオマス発電は、資本金1億円(出資比率:JXTGエネルギー90%、日揮10%)にて2016年10月11日に設立しており、当初の本店は東京都港区となっているが、この8月1日以降は建設用地の室蘭市に移転する。
同発電所は、北海道室蘭市港北町1-3-1の総敷地面積約4万平方メートルに建設し、パームヤシ殻を燃料に用いて発電するもので、この発電規模は7.49万kWとなる。
運転開始は2020年春を予定
この8月1日に着工を開始し、運転開始は2020年春を予定している。なお、発電設備としては、循環流動層ボイラーと再熱式復水タービンを導入設置する。
またJXTGエネルギーは、環境保全に十分配慮した高効率の発電所として同発電所の建設をし、安全で安定的な発電事業を通じて地域社会の発展・活性化に貢献していくとしている。
なお同社では、現時点で17カ所のメガソーラー(計4.1万kW)や2カ所の風力(計0.3万kW)による再生可能エネルギー発電を、全国で展開している。
(画像はプレスリリースより)

JXTGエネルギー株式会社 プレスリリース
http://www.noe.jxtg-group.co.jp/newsrelease_jxtg/