福井県敦賀市のバイオマス発電所が商業運転開始
丸紅株式会社は7月10日、事業会社の丸紅火力株式会社が100%出資する敦賀グリーンパワー株式会社(2014年12月設立)を事業主体として、この7月1日からバイオマス発電所の商業運転を開始したと発表した。
なお丸紅火力は、国内火力発電事業と供給業務、国内火力発電資産の保有、運営等を目的に丸紅が100%出資して2013年12月に設立している。
敦賀グリーンパワーは、木質チップを主な燃料としてバイオマス発電事業を行うもので、この発電出力は37MWとなり、年間発電量は一般家庭約7万世帯の電力消費量に相当する。
また発電した電力は、同社が100%出資する丸紅新電力株式会社を通じて行う、電力小売り事業の新たな電源として活用する。
丸紅の国内電力事業開発・運営はこれまで18案件
この発電所の建設は、東洋紡株式会社敦賀事業所第二事業所(福井県敦賀市)の敷地内約22,000m2を賃借し、2015年11月から工事を進めてきていて、今年4月から試運転を行い、安全確認のための各種性能試験を踏まえて、商業運転開始に至ったもの。
同社は、国内電力事業ではこれまで18案件を開発・運営しており、再生可能エネルギー分野では、太陽光発電事業および風力発電事業のほか、事業会社である三峰川電力株式会社を通じ小水力発電事業にも積極的に取り組んでいる。
そして今後も、環境負荷の少ない再生可能エネルギー利用の普及とともに、電力の安定供給と地域経済の活性化に取り組んでいくとしている。
(画像はプレスリリースより)

丸紅株式会社 プレスリリース
http://www.marubeni.co.jp/news/2017/release/