TDK、パワーエレクトロニクス向けコンデンサのラインナップを拡大

TDK株式会社は、パワーエレクトロニクス向け単相電力用コンデンサのラインナップを拡大したことを発表した。

今回発売された製品番号は、B32370からB32374の6製品。定格AC電圧250Vrms～600Vrms、静電容量範囲5µF～600µF、最大電流15A～60Aで設計され、直径は40ミリ～136 ミリ、高さは64ミリ～265ミリとなっている。

製品シリーズの主な特徴は、合成樹脂を充填したポリ塩化ビフェニル不使用により、連続使用温度70度に設計され、100,000時間の長寿命を実現していることである。また、幅広い静電容量と電圧、最大60 Aの高いパルス応力も示しており、アメリカ保険業者安全試験所（Underwriters Laboratories Inc.: UL）が策定する製品安全規格であるUL認証を受けている。

そして、端子には、ねじ込み端子M6～M10 とプラグインまたはクランプ式の3種類が用意されており、固定用および接地用に容器の底にねじ付き溶接スタッドも装備。さらに、自己修復機能を備え、過圧保護用の断路器が組み込まれている。

これらのパワーエレクトロニクス用コンデンサは、太陽光発電設備および風力発電所用インバータとして利用され、中断しない電力供給を可能にする。

さらには、例えば電車の中の効率的なエネルギー利用を実現するもの、UPSシステムにおけるフィルタ、周波数変換器における出力フィルタ回路、医療機器のX線発生装置やレーザーなどに使用されている。

（画像はプレスリリースより）




TDK株式会社
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