ウィンドファームによる大規模風力発電
NEDOは、着床式洋上風力発電の実用化を加速するために、2013年度から着床式洋上ウィンドファーム開発支援事業を実施しているが、今回あらたに、むつ小川原洋上風力発電株式会社に助成を行うことを発表した。
助成の事業期間は、2015年度~2016年度まで。2015年度の事業規模は、全額NEDOからの助成金で14.25億円となっている。
むつ小川原洋上風力発電計画については、2014年7月に制定された、むつ小川原港の洋上風力発電立地可能区域における発電事業者の公募により、2015年3月に、むつ小川原港洋上風力開発株式会社が事業予定者に決定していた。
今般NEDOからの助成が実施されることで、事業の一層の進展が見込まれる。
さまざまな条件調査により実用化を促進を
日本の風力発電の導入拡大には、長い海岸線の特徴を活かした洋上風力発電の導入が不可欠であり、日本の地形や海象特性を踏まえた洋上ウィンドファームの早期実用化が求められている。
この事業では、着床式洋上ウィンドファームの建設に必要な風状況精査、海域調査、環境影響評価や、風車、基礎、海底ケーブル、変電所等の設計・施工手法等の検討結果を踏まえて、着床式洋上ウィンドファームの事業化の可能性を明らかにする。
さらに、事業費・運転保守費等を詳細に試算し、発電コストに係る基礎データを取りまとめ、コスト検証を行い、着床式洋上ウィンドファームの実用化促進および産業競争力の強化を目指す計画だ。
(画像はむつ小川原港洋上風力開発株式会社HPより)

NEDO ニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100402.htmlむつ小川原港洋上風力開発株式会社
http://mutsuogawarapow.co.jp/