コンパクトバイオマス発電装置売買契約締結
25日株式会社ZEエナジーは国内ガス産業大手エア・ウォーター株式会社と木質バイオマスコジェネレーション設備の売買契約を締結した。株式会社ZEエナジーは、2000kw以下の「コンパクトバイオマス発電装置」を手掛けている。今後も発電事業を全国へと広げる計画だ。
売買契約の背景
木質バイオマス売電は、FIT(固定価格買取制度)平成27年度の改正において2000kw未満の間伐材由来の小規模バイオマス発電について、従来の32円プラス税/kwから40円プラス税/kwに値上がりした。それにより事業採算性の向上による追い風からエア・ウォーター株式会社との売買契約締結に至った。
エネルギーコストの削減へ
発電装置の導入は、エア・ウォーター株式会社の農業事業会社である株式会社エア・ウォーター農園への温水供給による栽培でエネルギーコストの削減をするのが目的だ。同時に得る電力は、売買によりエネルギーセンターへの運転費用の一部にあてられる。
木質バイオマスで地元林業の活性化を
今回の木質バイオマス装置導入場所は長野県の安曇野菜園である。この装置の燃料となるものは、未利用材で長野県内の森林資源を有効に活用できるものだ。そして、この資源を安定的に活用することで地元林業の活性化にも繫がるのだ。
(画像は株式会社ZEエナジーHPより)
(画像はエア・ウォーター株式会社HPより)

株式会社ZEエナジーニュースリリース
http://www.ze-energy.net/news/info/post_6.htmlエア・ウォーター株式会社ニュースリリース
http://www.awi.co.jp/common/uploads/2015/06/14487cd21a9a