インド合弁会社で、クリーンな電力供給とともに電力不足を解消へ
ソフトバンク株式会社・プレスリリースページによると、同社は、バーティ・エンタープライゼズ・リミティッド、フォックスコン・テクノロジー・グループと3社で、インド合弁会社SBG Cleantech Limitedを設立する計画に関して合意。
諸条件が整い次第、3社は合同でSBGクリーンテックに出資する、と発表した。
インドでは現在、出力規模3.7GWの太陽光発電を実現しているが、まだまだ初期段階だ。そのため、SBGクリーンテックは、インドにおける太陽光と風力発電の先駆的な役割を担うことになる。
2022年までに太陽光で100GW、風力で60GWの発電を目指すとした、インド・モディ首相が掲げる目標に沿って、再生可能エネルギーの発電所を展開していく予定だ。インドにおける、慢性的な電力不足の解消にも大きな期待が寄せられている。
インド次世代に渡る繁栄にコミットする再生可能エネルギー
ソフトバンク・孫 正義社長は、広大な可能性を秘めたインドに注目、すでに同国のテクノロジー分野へは多大な投資を実施していることを表明。
今回の協業におけるゴールは、クリーンエネルギー市場の創造により、インドの経済発展を強力に後押しすることであり、それぞれの分野でリーダーであるバーティとフォックスコンの両社との提携によって、将来のインド繁栄に向け努力する考えを示している。
世界的な動きとして、2015年中には再生可能エネルギーが、化石燃料の成長を追い抜き、風力、太陽光、地熱、その他の再生可能エネルギーによる発電量が記録的な107GWに達する、という見方も多い。
その中で、太陽光発電におけるインドは、成長が最も期待される地域の1つであり、2015年中には、250%の成長が見込まれている。
SBGクリーンテックは、直近の予定として、主要な活動拠点をデリーに設置することや、最近までバーティで新規事業部門を率いていたManoj Kohli氏が同社の取締役会長として、Raman Nanda氏がCEOとして就任することを発表。
2022年までに、全国民への24時間365日途切れない電力の供給と、再生可能エネルギーを普及するという政府目標に貢献していくとして、2015~2016年次のインド全国レベルや州における太陽光発電事業の入札に参加する予定も公表し、取り組みは順調に進んでいる。
バーティ・エンタープライゼズ・リミティッドについて
電気通信、農業ビジネス、金融サービス、小売り、製造などの事業を展開。インドで最も先進的な企業の1つ。電気通信分野においては、世界初の事例や革新を生み出しているパイオニア的存在。グループ会社のバーティ・エアテルは、アジアやアフリカなど20カ国以上に事業を展開しているグローバル通信事業者。
フォックスコン・テクノロジー・グループについて
1974年の創業以来、創業者テリー・ゴウCEOもと、世界初の事例や革新を生み出しているパイオニア。世界で最も競争力のある製造技術を提供。世界各国の企業にワンストップの製造サービスを提供し、近年は、テクノロジー分野にも進出。グローバル規模でしっかりとしたモデルを提示している。

IndiaTimes
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