バイオマス資源の下水汚泥から燃料化物製造、石炭代替に
月島機械株式会社は12月20日、電源開発株式会社、三笠特殊工業株式会社とともに共同事業体を設立、「御笠川那珂川流域下水道御笠川浄化センター下水汚泥固形燃料化事業」に関する契約を福岡県と締結したと発表した。
この事業は、福岡県が福岡市博多区那珂4丁目の御笠川那珂川流域下水道御笠川浄化センターにて、バイオマス資源である下水汚泥から低温炭化燃料製造技術により燃料化物を製造し、石炭の代替燃料として有価で供給する下水汚泥燃料化リサイクル事業となる。
平成31年4月から20年間、同施設の維持管理・運営など実施
燃料化施設の設計から施工、維持管理運営までを一括して民間事業者に委託するDBO方式が採用され、燃料化物はJパワーの石炭火力発電所にて石炭代替燃料として有効利用するという。
またこれにより、長期安定的な事業運営を展開、下水汚泥の資源化を促進するとともに、温室効果ガスの削減による地球温暖化防止に貢献することを目的としている。
なおこの件については、11月1日に総合評価一般競争入札方式で同社を代表企業とする共同事業体が同事業の落札者に決定、これまで福岡県との間で契約手続きを進めていたもの。
今後は、平成31年3月までに施設を設計・施工後、平成31年4月から20年間、同施設の維持管理・運営および燃料化物の買取りを行うとしている。
(画像はプレスリリースより)

月島機械株式会社 プレスリリース
https://www.tsk-g.co.jp/news/pdf/201614201400.pdf