MHIヴェスタスの洋上風力発電設備V164-8.0MW
2016年12月16日、三菱重工業は、MHI Vestas Offshore Wind A/S社(以下、MHIヴェスタス)が、ベルギー最大の洋上風力発電計画であるノーザー・プロジェクト(Norther Project)向けに、洋上風力発電設備V164-8.0MWを44基受注したと発表した。
MHIヴェスタスは、三菱重工業とデンマークのヴェスタス社(Vestas Wind Systems A/S)の洋上風力発電設備合弁会社であり、オランダのエネルギー企業であるエネコ社(Eneco. UL)と強力なパートナーシップを結んでいる。
今回受注したV164-8.0MWは、パワーモードを用いて世界最大出力8,400kW級の発電が可能となるように設計された最新モデルである。
ノーザー・プロジェクトにおける設備供給企業に選定されたことで、V164-8.0MWとMHIヴェスタスに対する洋上風力発電事業者の信頼がさらに深まり、エリシオ社との関係強化が期待される。
ノーザー・プロジェクト
同プロジェクトは、ベルギーの再生可能エネルギー会社であるエリシオ社(Elicio N.V.)とエネコ社、および三菱商事株式会社の共同プロジェクト。
ベルギー北西部の港湾都市ゼーブルッヘ(Zeebrugge)から約23kmの北海洋上で進められている。設備の完成および運転開始は2019年の予定。
ベルギーの40万世帯に自然由来のクリーンな電力を届けることで、2020年までにエネルギー需要の13%を再生可能エネルギーで賄うことを目指す同国の導入目標達成に寄与するとのこと。
(画像は三菱重工公式ホームページより)

三菱重工 ニュースリリース
https://www.mhi.co.jp/news/story/161216.html