迅速対応の蓄電システム提供へ
NECの関連会社NECエナジーソリューションズは9日、蓄電システムの提供や運用を行うAmergin Energy LLC(以下Amergin)と連携して、大型蓄電システムを構築すると発表した。
米国最大の独立系統運用機関PJMが運営する周波数調整市場向けに、年間蓄電容量525MWh以上を供給するもので、もともとPJMには複数の蓄電システムを提供している同社だが、これでますます関係強化につながる。
周波数変動への対応
最近の米国は太陽光発電などの自然エネルギーの利用が急激に増加する傾向にあるという。自然エネルギーを再生可能にするための発電量は大変不安定なもので地域によっては周波数調整市場を通して電力を調達している。
周波数調整市場では周波数変動への対応が急務であり、NECグループは即応性の高い蓄電システムを提供して、この課題に取り組んでいく構えだ。
NECグループの経営計画実現へ
NECグループは、同グループの「2015年中期経営計画」を基準に安全、安心、効率、公平を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進する。
その中の一つとして、再生エネルギー導入で問題になるエネルギーの不安定な変動を解決するため、新たなエネルギーサービス事業を作り安定したエネルギーインフラの実現を目指して貢献していくという。
(画像はNECホームページより)

NECプレスリリース
http://jpn.nec.com/press/201506/20150609_01.html