九州電力へ売電
自然電力株式会社とjuwi(ユーイ)自然電力株式会社は、鹿児島県霧島市に建設中であった「鹿児島県霧島市太陽光発電所」が完工し、2016年12月1日より商業運転を開始したことを発表した。
この発電所は、株式会社トーエネックから発注を受けたもので、約299.7平方メートルの土地に建設された。出力は約20メガワット、年間発電量は、一般家庭約6,000世帯分の年間消費電力量に相当する約2,100キロワットアワーを見込んでいる。
発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用し九州電力へ売電することとなっている。
協力会社や自治体と連携
この事業は、自然電力が開発を行い、EPCをjuwi自然電力が担当しており、それぞれのフェーズにおいて自然電力グループの協力会社と連携を図り完工した。
太陽光発電所としては大規模である13キロメートルという長距離大容量の地中送電線は、霧島市の地元企業である鎌田建設株式会社の協力を得て開発業務ならびに土木工事を遂行し、電気工事は、株式会社関電工の経験と技術力を持った協力により、実施されている。
また、発電所内の土木工事や電気工事は、鎌田建設と日本リーテック株式会社と連携して実施し、発電所のO&M(運営・保守)は、juwi自然電力オペレーション株式会社が担当する予定である。
そして、鹿児島県霧島市は、担当窓口の一本化等、プロジェクト遂行を制度面から支援し、送電線設置のために市有地の使用許可などの協力も行っている。
この発電所は、自然電力グループが鹿児島県内で完工した3件目のメガソーラー事業である。同社グループでは、何らかの課題により未稼働となっている全国の発電所設置計画についても、引き続き広く情報を集め、事業化の実現に取り組むとともに、今後も高品質な再生可能エネルギー発電所の設置と運営を通じ、国内における再生可能エネルギーの普及と持続可能な社会の構築を目指していく意向を示している。
(画像はプレスリリースより)

自然電力グループ
http://www.shizenenergy.net/