紋別バイオマス発電所、営業運転を開始
住友林業株式会社と住友共同電力株式会社の合弁会社、紋別バイオマス発電株式会社が運営する北海道紋別市の紋別バイオマス発電所が、12月1日に営業運転を開始した。
紋別バイオマス発電株式会社は、本社を北海道紋別市に置く、出資比率が住友林業51%、住友共同電力49%の資本金4.9億円の合弁会社。木質チップ、輸入PKS(パーム椰子殻)および補助燃料として石炭を使用したバイオマス発電事業を行う。
発電出力50MW、バイオマス発電施設として国内最大規模
紋別バイオマス発電所は、2014年11月に着工し2016年11月に完成した、発電出力50MWの発電所。主燃料としてオホーツク地域の未利用木材を用い、国産材を主燃料としたバイオマス発電施設として国内最大規模である。
燃料として主に利用する木質チップは、関連会社のオホーツクバイオエナジー株式会社が自社生産する。また他に、協力工場から集荷した木質チップ、輸入PKS、補助燃料の石炭なども利用する。
1年間で使用する燃料は、木質チップ約22万トン、輸入PKS約5万トン、石炭約5万トンの予定。
住友林業は、紋別など地域に根ざした事業モデルを展開、構築し、林業と電気事業の連携を推進する。
発電規模200MWを目指す
住友林業は、2019年3月までに、再生可能エネルギーによる発電事業を200MW規模まで拡大する方針であり、今後とも新規計画に着手する。
(画像はプレスリリースより)

住友林業株式会社のニュースリリース
http://sfc.jp/information/news/2016/2016-12-01.html