伝統的な焼畑農法継承と資源の循環を図る
有機農産物の宅配を主な事業とする株式会社大地を守る会は11月28日、山形県の在来品種「焼畑あつみかぶ」(以下、同商品)の取り扱い開始を発表したが、同商品の販売にあたり、山形県鶴岡市の温海(あつみ)町森林組合(以下、同組合)を中心として、杉の間伐材などを木質バイオマス発電の燃料として販売するという。
「あつみかぶ」は同市温海地区の在来品種で、鮮やかな赤紫色が特徴だ。あつみかぶは江戸時代より焼畑農法にて栽培されてきたが、近年は様々な理由により焼畑による栽培は縮小傾向となっている。
そのような中、循環型農法である焼畑農法を守るため、今年から同組合による「焼畑のカブ栽培」のプロジェクトがスタートした。杉の間伐材などを木質バイオマス発電の燃料として利用し、伐採跡地においてあつみかぶの焼畑栽培を行うことで、地域の里山を守る。
同組合は、同プロジェクトを通じ、伝統的な焼畑農法の継承と、あつみかぶ本来の味わいを取り戻すことを目指している。
「焼畑あつみかぶ」の商品概要について
焼畑農法によって栽培されたあつみかぶは、大地を守る会が運営する大地宅配が「日本むかし野菜 焼畑あつみかぶ」として販売する。400g入りで価格は392円(税抜)。なお、定期会員価格は350円(税抜)。
一般向けの販売開始は12月5日だが、大地宅配の会員は11月28日より購入可能だ。同商品の購入は、下記外部リンク「大地宅配 日本むかし野菜 焼畑あつみかぶ」を参照のこと。
(画像はプレスリリースより)

大地を守る会(プレスリリース)
http://www.daichi-m.co.jp/info/press/2016/11/p16112801.html大地宅配 日本むかし野菜 焼畑あつみかぶ
https://takuhai.daichi-m.co.jp/