バイオマス発電の熱エネルギーを使った高糖度トマト栽培
株式会社タケエイは11月17日、銀座農園株式会社と資本提携することにより新たに農業ビジネスに参入することを決めたと発表した。
この事業は、タケエイが国内で展開している山林間伐材等の未利用木材を利用したバイオマス発電事業の熱エネルギーを利活用し、高付加価値農産物を生産販売するもの。
同社は、廃棄物のリサイクル事業と並ぶ新たな柱として再生可能エネルギーに関する発電事業に積極的に取り組んでいて、森林間伐材を燃料とした木質バイオマス発電所を、国内4ヶ所で稼働あるいは計画している。
2013年設立の株式会社津軽バイオマスエナジーは、2015年から売電を開始していて、同社で作られる電気(発電出力:6,250kW)は、津軽地方の間伐材と特産品であるりんごの剪定枝を燃料としていて、この電力は地元を中心に供給されている。
銀座農園は高糖度トマト事業など高付加価値農業に強み
また銀座農園は、自社での農業生産・研究事業のほか、国内外での農業参入サポート事業を展開していて、高糖度トマト事業など高付加価値農業の提案力で強みを有し、最近はワイナリー事業などでも企業に農業技術の提供を始めているという。
こうした銀座農園の取り組みは、タケエイが積極展開しているバイオマス発電に連動する農林業の利活用でも広い分野での連携が見込め、さらには海外でのバイオマス事業にも高いシナジーが想定されるなどの幅広い展開が見込めることから、資本提携を決めたという。
今回の提携では、これまでバイオマス発電事業での課題だった「熱エネルギーの活用策」として、銀座農園が得意とする高糖度トマト栽培に応用・展開するほか、2016年度バイオマス産業都市選定地域となった「平川市バイオマス産業都市」プロジェクトの一環として取り組んでいくとのこと。
また両社は、農産物の生産販売に関わる法人を各地域に共同運営し、かつ中長期的に両社の関係を継続発展させる目的で資本提携して、「木質バイオマス発電事業+高付加価値農産物の生産・販売+地域農林業の活性化」事業に積極的に取り組んでいくとしている。
(画像はプレスリリースより)

株式会社タケエイ プレスリリース
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