サーラeパワーによる木質バイオマス発電事業
株式会社タクマは、サーラeパワー株式会社から、バイオマス発電設備を受注したことを発表した。
この発電所は、愛知県豊橋市に建設され、輸入材のPKS(パーム椰子殻)や、愛知県東三河地域と静岡県遠州地域から出る未利用材等を、バイオマス燃料として有効活用し、電力の地産地消と地域連携ネットワークの構築に寄与する設備となる。
発電規模は、22,100キロワットで、発電した電力は、電気事業者へ売電する計画であり、2019年6月に完成予定。
ボイラプラントの技術をバイオマス発電へ
昨今、原発や化石燃料に過度に依存しない、持続可能な循環型エネルギー社会の構築が求められており、バイオマス等の再生可能エネルギーや、今まで有効利用されてこなかった廃プラスチック等の未利用燃料からのエネルギー回収が社会的テーマとしてクローズアップされている状況である。
タクマは、長年にわたる数多くの実績により燃焼に関するノウハウを蓄積しており、多様な燃焼方式による数多くのボイラプラントを建設してきた。また、同社は、最も得意とする商品の1つとして、バイオマスを燃料とするボイラを挙げており、1950年代から木質チップやバガス(さとうきびの搾りかす)のボイラを国内外に合わせて600缶以上納入している実績を持っている。
さらに2012年7月に「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」が開始されたことから、バイオマス燃料を用いた発電事業への取り組みを活発化させ、多種多様なバイオマスの特性に応じた最適システムを提案している。

株式会社タクマ
http://www.takuma.co.jp/news/2016/20161122.html