市町村で県営ダム放流水を活用した小水力発電は九州初
福岡県は11月11日、糸島市に完成した瑞梅寺ダム小水力発電所の開所式を実施したと発表した。同発電所は県営ダムの放流水を活用しているが、市町村レベルで県営ダムの放流水を活用した小水力発電所は、九州初となる。
設備出力は99kW。年間発電量は66万8000kWhで、一般家庭の190戸分の電力に相当する。
市によると、電気の全量を九州電力に売電し、収入は年間約2290万円。(引用:西日本新聞)
発電に使用される水量は、利水数量のうち最大で1秒あたり0.3m3。発電用の水は既設の減勢池に戻し入れるため、発電に水を利用しても上水道と放流水のいずれも流量に変化はない。
先進的なエネルギーの活用に取り組む糸島市
糸島市は、各分野において先進的なエネルギーの活用に取り組んでいるが、小川知事は開所式において、
糸島市に、新しい形の再生可能エネルギーの先進モデルが加わりました。(引用:福岡県ホームページより)
とあいさつしたうえで、糸島市の発展を祈念した。
福岡県は、環境に優しい自然エネルギーの安定的な供給を目指しており、地域の特性を活かしながら、市町村と連携して再生可能エネルギーを積極的に導入している。
(画像はプレスリリースより)

福岡県(プレスリリース)
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/糸島市 瑞梅寺ダムの小水力発電について
http://www.city.itoshima.lg.jp/uploaded/attachment/8372.pdf