住友電工、モロッコ王国での集光型太陽光発電（CPV）プラント運用実証を開始

住友電気工業株式会社は11月11日、モロッコ王国太陽エネルギー庁（MASEN）と実証契約を締結した「1MW集光型太陽光発電（CPV）プロジェクト」の設備が完成し、現地時間の11月10日に竣工式を行ったと発表した。

この発電設備は、モロッコ王国ワルザザートにあるMASEN太陽エネルギー発電プロジェクトサイト内の研究施設敷地で実施されるもので、2016年11月に稼働開始後、2021年5月までの5年間を契約期間として実証を行うという。

今年5月に公表したMASENとの実証契約に基づき、6月より建設を行っていた同社CPVを用いたメガワット級発電プラントが完成し、現地時間11月10日にモロッコ王国ワルザザート市で竣工式を行ったという。

式典には、駐モロッコ日本国特命全権大使・黒川恒男氏、モロッコ王国太陽エネルギー庁長官・ムスタファ・バクリ氏のほか、両国政府関係者とその他関係者、総勢100名超が参加したとのこと。

なお同社は、今回のメガワット級発電プラント運用実証開始を弾みとし、モロッコだけでなく中東諸国をはじめ世界各地の高日射地域でCPV事業の展開を進めていくとしている。



（画像はプレスリリースより）




住友電気工業株式会社　プレスリリース
http://www.sei.co.jp/company/press/2016/11/