米国クリーンエネルギー特許データ
ニューヨークの特許専門の法律事務所であるHESLIN ROTHENBERG FARLEY & MESITI P.C.は10月31日、2015年のクリーンエネルギー関連の特許データ(Clean Energy Patent Growth Index:CEPGI)を公表した。
このデータは米国内で取得されたクリーンエネルギー関連の特許データで、太陽光、風力、ハイブリッド・電気電池車、燃料電池、水力、潮汐・波、地熱、バイオマス関連等の特許を元に、特許の所有者別、国・地域別等のデータをまとめたもの。
日本勢の特許取得状況
CEPGIを年度別にまとめた総数では、2009年以降急速に伸びており、2015年は2009年の約3倍となっている。クリーンエネルギー別では太陽光の伸びが一番大きく、ハイブリッド・電気自動車もCEPGIは右肩上がりで伸びている。
特許所有者別ではGMが1位で、日本勢ではトヨタ自動車2位、本田技研工業3位、日産自動車8位、三菱グループ9位と上位10社に4社が入っており、パナソニックも11位となっている。
クリーンエネルギー別の日本の状況は、燃料電池で本田技研工業2位、トヨタ自動車3位、パナソニック5位、日産自動車6位。風力では三菱重工業が4位、太陽光でシャープが6位となっており、日本勢は自動車関連の環境技術力が高いことを示している。
そのほかにもクリーンエネルギーの国別のデータなどもあり、各分野の優劣がわかり、興味深い資料となっている。
(画像はプレスリリースより)

HESLIN ROTHENBERG FARLEY & MESITI P.C.
http://cepgi.typepad.com/files/h0731144-1.pdf