NRE水戸太陽光発電所商業運転開始で包括的技術提携
日本再生可能エネルギー株式会社(NRE)は11月1日、同社が新たに稼働する茨城県水戸市のNRE水戸太陽光発電所(36MW)の商業運転開始に当って、シュナイダーエレクトリック株式会社(SE社※)との間で包括的な技術提携を結んだと発表した。
※ SE社:
エネルギーマネジメントおよびオートメーションでのグローバルスペシャリスト。2015年の年間売上は270億ユーロ
同発電所は、現在NREが保有する発電所の中では最大規模の発電所であるとともに、同社が日本国内全9県に保有する太陽光発電ポートフォリオ計510MWの一部となる。
なおこの発電所は、かつてゴルフ場だった42Hrの敷地に建設したもので、年間発電電力量は43,420MWhとなり、これは8,713世帯の消費電力に相当する規模となる。
またこれにより25,326トンのCO2削減、4,330万リットルの節水効果が期待できるほか、発電所の建設に当っては、土木・電気の建設関連分野で250名の地域雇用を創出したという。
電力変換技術でのSE社の専門性が評価され提携
今回、電力変換技術におけるSE社の専門性が評価され、NREとSE社が技術提携を行ったもの。今後17カ所(10カ所は建設中)の太陽光発電プロジェクトサイトにて、SE社独自のコンテナ型変電システム「PV-BOX」が導入されるとのこと。
なおNREは、既にSE社の「PV-BOX」を5発電所(105MW)に設置済みで、このPV-BOXは太陽光発電に必要な変電機器を一つのコンテナに集約することにより、施設開設期間の短縮とコストを削減し、保守性を向上することが可能になるという。
またNREは、同社の510MWの太陽光発電ポートフォリオ全体にて電気系統O&Mサービスを提供するため、SE社と提携したとしている。
(画像はプレスリリースより)

日本再生可能エネルギー株式会社 プレスリリース(PR TIMES)
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/