再生可能エネルギーの導入は拡大
IEA(国際エネルギー機関)は10月25日、再生可能エネルギーの成長予測を発表した。
IEAは米国、中国、インド、メキシコの政策の後押しもあり、2015年から2021年までの再生可能エネルギーの成長率を昨年発表した予測よりも13%上乗せした。
石炭を上回る再生可能エネルギー
昨年の再生可能エネルギーは世界の新設された電源の半分以上を占め、前年に比べ15%増となる153ギガワットに到達し、石炭を上回っている。また再生可能エネルギーのうち風力が66ギガワット、太陽光が49ギガワットと大半を占めている。
再生可能エネルギーは2015年の23%のシェアから2021年には28%となり、石炭との差を縮め、中期的には世界で増加する発電量の60%をカバーすることが期待されており、2021年には今日の米国、欧州を合わせた発電量と同じ7600億kWhを超えると予測している。
今年の9月3日には米中両政府が温暖化対策である「パリ協定」を批准しており、地球温暖化に向けた再生可能エネルギーの更なる普及に期待したい。

IEA(国際エネルギー機関)
http://www.iea.org/