土地と風力発電機をセットで販売
株式会社フィットは、個人向け投資商品として、20キロワット未満の小型風力発電所を設置する土地とパッケージした「コンパクトウインド発電所(小型風力)」の販売に向けた準備を進めている。
「コンパクトウインド発電所(小型風力)」は、フィットが事前に調査して風力発電に適した土地を用意し、その上に、出力10キロワットのプロペラ型小型風力発電機「XZERES 442SR」を2機設置して、出力を20キロワットとした風力発電システム。土地と風力発電機がセットになったパッケージ販売のため、用地を探す手間なく購入することが可能という商品だ。
販売に先立ち、テストサイトとして自社所有の徳島県小松島市に小形風力発電所を申請手続き中で、設置するための様々な準備を進めている。
完成後は「コンパクトウインド発電所(小形風力)」の購入希望者を対象に、実際に稼動状況を見ることができる見学会や売電データなどの公開を予定している。
コスト削減で高い利回りを提供
風力発電の売電は、現在、出力20キロワット未満の買取価格が、1キロワットアワーあたり55円(税別)と定められており、再生可能エネルギーの中では最も高い単価が適用されている。
そこで、フィットでは、培った運営管理をはじめ、蓄積された独自の用地仕入れルートや、立地調査などのクリーンエネルギー事業のノウハウを応用し、設置工事費やメンテナンス費などの経費を削減したコスト意識の高い商品開発を小形風力発電でも行うことで、現時点で、太陽光発電と同等期間で投資回収を可能とする、利回り10%以上を目標とした提案を行っていく予定としている。
また、「コンパクトウインド発電所(小形風力)」の販売は、同社が既に販売しているコンパクトソーラー発電所と同様に、全国展開も想定している。
同社が持つ立地・風力調査技術をはじめ、土地仕入れ、コストダウンなどノウハウの提供をするほか、セミナー運営など集客、販売もサポートする予定で、コンパクトソーラー発電所を組み合わせた建設なども支援していく方針である。
(画像はプレスリリースより)

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https://www.atpress.ne.jp/news/111927株式会社フィット
https://www.fit-group.jp/lp/compactwind/