木質バイオマス専焼の発電所としては、国内最大級に
石油製品の精製・販売等を行う東燃ゼネラル石油と、石油精製プラント等を製造する日揮は9月27日、共同で「室蘭バイオマス発電合同会社」(以下、新会社)を設立し、バイオマス発電事業を実施すると発表した。
新会社は10月11日に設立される。資本金は1億円で、出資比率は東燃ゼネラルが90%、日揮が10%となる。
バイオマス発電所は、北海道室蘭市の東燃ゼネラルの遊休地を活用して建設される。敷地総面積は約4万m2。
また、同発電所は、環境に十分配慮されており、しかも高効率であることが特長だ。木質バイオマス専焼の発電所としては国内最大級となる。発電規模は7万4900kW。
発電所の着工は2017年、運転開始は2020年春を予定
同発電所の着工は2017年を予定しており、運転開始は2020年春を予定している。また、同発電所では、「再生可能エネルギー固定価格買取制度」を活用した発電事業が行われる。
新会社は、東電ゼネラルが蓄積した電源開発のノウハウと、日揮が培った発電設備の設計、建設ノウハウを活かしながら、安定的に事業を推進し、地域社会の発展と活性化に貢献していく方針を掲げている。

東燃ゼネラル石油(プレスリリース)
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