ベトナムで民間最大手の水力発電事業会社に出資
オリックス株式会社は9月2日、シンガポールの大手銀行と共同し、ベトナムで水力発電事業を営むBPC社※ から、第三者割当増資により約50百万米ドル相当の株式を取得することに合意したと発表した。
※【BPC社概要】
正式名称:Bitexco Power Corporation
所在地:ベトナム社会主義共和国 ハザン州
設立:2007年
発電所数:18カ所(稼働中15カ所、建設中3カ所)
総発電容量:970MW
年間発電量:3,500GWh
事業内容:水力発電所の運営、開発。民間最大手
資本関係:インフラ事業などを展開するBitexco傘下として、水力発電事業を統括する持株会社
オリックスが海外の水力発電事業に投資するのは今回が初
オリックスの株式取得額は、この株式取得額の50%となる約25百万米ドルとなり、同社として海外の水力発電事業に投資するのは今回が初めてとなる。
ベトナムでは、人口増加や経済成長を背景に電力需要は年平均10~12%成長すると見込まれ、同国統計局の試算では2015年の169.8テラワットアワー(TWh)から2030年には615.2TWhへ増加するとみられている。
このため、同国政府は旺盛な電力需要に対応するため、電力市場を段階的に自由化する方針を掲げていて、送電以外の発電・卸売・小売が完全自由化され、電力市場への民間企業参入余地が広がる見通しという。
(画像はプレスリリースより)

オリックス株式会社 プレスリリース
http://www.orix.co.jp/grp/news/2016/