5つの認証機関と協定
大阪府は、蓄電池関連分野で一層の連携を図るため、5つの認証機関を連携の協定を締結することを発表した。
協定締結式は、大阪国際会議場で開催の「蓄電池、水素・燃料電池国際カンファレンス in 大阪」に併せて、9月6日に実施された。
協定を締結する認証機関は、テュフ ズード ジャパン株式会社、テュフ ラインランド ジャパン株式会社、一般財団法人 電気安全環境研究所、一般財団法人 日本品質保証機構、株式会社 UL JAPANの5団体。
蓄電池の国際規格認証に対するニーズが増加
電力供給の安定化、スマートグリッドの構築や太陽光など再生可能エネルギーの導入に不可欠なインフラとして、定置用大型蓄電池システムは、国内外において導入が進められており、また、近々発行される大型蓄電池の国際規格の認証に対するニーズが高まることが予想されている。
そこで、経済産業省は、「グローバル認証基盤整備事業(大型蓄電池システムの性能・安全性の試験評価拠点整備)」として、2016年5月に、咲洲地区において大型蓄電池と大型蓄電システムを試験評価する施設のNLABを整備した。
この施設は民間や研究機関が活用するプラットフォームとして、国際標準や試験評価方法の開発、国内製品の性能の優位性や安全性を示すための試験評価、国内認証体制の強化などのために活用されるものであるが、さらに、NLABの試験評価機能に加え、認証機関による認証機能を整備することが重要であると考えられている。
そこで、大阪府は、認証機関と広報活動や事業戦略等での連携を進めることで、大阪における認証ビジネスの拡大を図り、バッテリー産業の振興につなげていくことを目指している。

大阪府
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