日本における2016年度第1四半期の太陽電池出荷量を調査
一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)は9月1日、日本における太陽電池に関し、今年度第1四半期(4~6月)の出荷量調査結果を公表した。
調査は、日本における太陽電池の出荷量全体とともに、日本企業の太陽電池出荷量を調べたもので、1)セル・モジュールの出荷量、2)セル・モジュールの仕向け先別輸出量、3)モジュールの性能別出荷量、4)モジュールの用途別国内出荷量、に関し、42社を対象に協力依頼をし、うち39社から回答を得たものという。
この結果、2016年度第1四半期の太陽電池モジュールの総出荷量
は1,366MW(前年同期比79%)、セルの総出荷量は459MW(同63%)となり いずれも前年同期に比べて減少している。
日本企業/外国企業の比が58:42と日本企業の低下が顕著
また、日本企業についてのモジュール総出荷量は791MW(同68%)、セルの総出荷量は459MW(同63%)となり、同様の結果となった。
さらに、モジュールの総出荷量に対しての日本と外国の企業比較では、日本企業/外国企業の比が58:42となり、今期は日本企業の占める割合の低下が目立つとしている。同様に、国内生産/海外生産の比は37:63だった。
このほか、モジュールの国内出荷量は1,185MW(同74%)となり、これを用途別でみると、住宅用途(267MW)、一般事業用途(303MW)は、前年同期比でそれぞれ65%、54%と大きく減ったものの、発電事業用途(615MW)は前年同期比97%と堅調だったとのこと。

一般社団法人太陽光発電協会 プレスリリース
http://www.jpea.gr.jp/pdf/statistics/h281q.pdf