前年度末の「日本における風力発電設備・導入実績」公表
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は8月18日、2015年度末時点の風力発電設備・導入実績を公表した。
NEDOは毎年度、電力会社の協力のもと、日本における風力発電設備・導入実績について各種情報を集計し、公表している。
調査は、国内にある単機出力10kW以上かつ総出力20kW以上の系統連系されている全ての風力発電設備を対象に、2016年3月末時点の導入実績について電力会社からの聞き取り調査を行ったもの。
調査の項目は、設置者、設置場所(都道府県、市町村)とともに、風車の定格出力/総出力と設置基数、稼動・撤去年月、および風車メーカーと用途となる。
前年度は設置基数80基、設備容量で約17万kWの増に
この結果、2015年度単年度では設置基数80基、設備容量で約17万kWの風力発電設備が導入され、総設備容量は前年度比6%増の約311万kWに、また総設置基数は同3%増の2,102基となった。
この内訳では、海外機が60基増の1,469基に、また国産機は25基増の633基となっている。
都道府県別の風力発電導入量(下記参照)では、総設備容量の最多は青森県の365,763kWで、以下、北海道の318,945kW、秋田県の280,990kWと続いた。また設置機数では、最多が北海道の287基で、以下、青森県の230基、秋田県の170基の順となっている。
(画像はプレスリリースより)

NEDOのプレスリリース
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100618.html日本における都道府県別風力発電導入量
http://www.nedo.go.jp/library/fuuryoku/pdf/