北海道北部風力送電の送電事業を許可
7月29日、経済産業省は北海道北部風力送電株式会社の送電事業を許可したと発表した。
意見聴取の結果をふまえて送電事業許可
同社の申請に伴い、電気事業法の規定に基づき許可の適否について審査が行われた。審査に際しては、電気事業法第66条の10第1項の規定により、電力・ガス取引監視等委員会に対して意見聴取が行われている。
意見聴取に対する回答もふまえ、電気事業法(昭和39年法律第170号)第27条の4の規定に基づき、北海道北部風力送電株式会社に対して送電事業の許可が下りた。
送電事業者追加
送電事業とは一般送配電事業者に振替供給を行う事業であり、今年4月以降の新電気事業。これまでは電源開発株式会社のみだったが、追加されることになる。
北海道北部風力送電株式会社は、平成25年度「風力発電のための送電網整備実証事業」にて風力発電の導入促進に資する送電設備の整備に対する補助事業に採択されており、道北地域において送電設備を建設。一般送配電事業者たる北海道電力株式会社に振替供給を行う予定となっている。
本件の担当は資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 政策課。

経済産業省プレスリリース
http://www.meti.go.jp/press/2016/07/20160729008/