小型風力発電は、環境負荷が少ないことがメリット
福島県喜多方市に本社を置く会津電力は、同社子会社のアイパワー株式会社が秋田県にて小型風力発電事業用地を募集している件についてホームページ上に掲載している。
小型風力発電では、全長15m~27m、出力20キロワット未満の小型風車が使用される。そのため、環境負荷が少ないこと、また、稼働音も小さく、中心から25mの地点でもエアコンの室外機程度の音にとどまる点がメリットだ。
しかしながら、風力発電の多くは、首都圏や関西圏の大手企業によって運営されていることから、風力発電による利益のうち、地元に残る利益はわずかにとどまるのみとなっている。
その問題を解決するため、同社は地元企業とパートナーシップを締結することとした。また、建設工事やメンテナンスは秋田の企業に依頼するとしている。さらに、小型風力発電の運転開始により、地元自治体への固定資産税が発生することから、税収の増加を見込むことができる。
募集の概要について
募集の概要は以下の通り。
募集地域は秋田県内で、最適地は大陸側の沿岸部、または、海の見える山・丘の上などだ。
地目は農地以外、面積は555m2以上で、20年間の利用が可能であることを条件としている。そのほかの条件としては、住宅から100m以上離れていること、土地の100m以内に電柱があること、傾斜地ではなく、周囲に風をさえぎる木や建物が少ないことだ。
価格の目安は、土地賃貸の場合、年間で1m2あたり50円より。土地購入の場合、1000m2あたり100万円より。申込受付期間は8月31日まで。
問い合わせは、秋田県横手市の東北プリントワールド株式会社まで。電話は0182-56-2820、受付は平日午前9時より午後5時まで。担当、高橋まで。

会津電力
http://aipower.co.jp/archives/1107