調査は8月上旬開始予定 地質調査と温泉水採取を実施
北海道虻田郡ニセコ町は7月26日、今年度、日本重化学工業と三井石油開発が、ニセコ火山周辺地域において地熱発電に向けた地表調査を実施すると発表した。
調査場所は、ニセコ町のほか、蘭越町、倶知安町、共和町の道路沿い及び沢沿いとなる。調査においては、徒歩による地質調査と温泉水の採取が行われる。調査期間は8月上旬から9月中旬までを予定しており、調査人数は6人程度となる見込みだ。
ニセコ火山周辺地域における地熱資源開発は、昨年9月から10月にかけて蘭越・ニセコ地域において、国によるヘリコプターでの地質調査が実施されたほか、今年4月には2社によって、地表調査に関する住民説明会が実施された。
ニセコ周辺は温泉が多く、火山活動の恩恵を受ける
ニセコ周辺に位置するニセコアンヌプリとイワオヌプリは、気象庁より活火山に指定されている。気象庁によると、ニセコアンヌプリは有史以降、記録に残る噴火はないとされているものの、イワオヌプリは新鮮な火山地形を保っていることから、約1万年前から現代までを指す「完新世」に噴火した可能性があるとしている。
また、ニセコ周辺にはニセコ温泉郷があることから、火山活動の恩恵を受けていると言える。
日本重化学工業と三井石油開発は、自然環境など地域との共存共栄、地域社会の貢献に留意しながら調査を進めていきたいとしている。

北海道ニセコ町 お知らせ
http://www.town.niseko.lg.jp/news/2016/07気象庁 ニセコ
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/