ソーラーシステム製造子会社2社を来年4月に統合
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は7月20日、製造子会社の事業領域を見直し、さらなる経営体質の強化と競争力向上を図るため、製造子会社2社を2017年4月1日を目途に統合すると発表した。
この内容は、先ず株式会社テクノデバイスが行ってきた事業のうち、パワーコンディショナ事業を島根三洋電機株式会社に統合、島根三洋の社名は「パナソニックESソーラーシステム製造株式会社」に変更するという。
さらに、テクノデバイスのアプライアンス社に関わる電子機器基板事業分については、群馬県邑楽郡大泉町のパナソニックAP空調・冷設機器株式会社に移管することとし、アプライアンス社宇都宮拠点での事業は継続するとのこと。
関連製品を一貫生産できる体制を構築、商品力向上を図る
いま住宅市場では、太陽光発電システムなどで電力を賄うネット・ゼロエネルギーハウス(ZEH)や、家庭で家電などを制御してエネルギーを節約する管理システム「HEMS」のニーズも高まっている。
こうした市場ニーズに対応するため、パナソニックESソーラーシステムでは、太陽電池セル、パワーコンディショナ、パワーステーション(蓄電システム)の関連製品を一貫して生産できる体制を構築し、太陽光発電システムの商品力向上を図るとしている。
なお今回の再編により、法人としてのテクノデバイスは、島根三洋と統合してパナソニックESソーラーシステム一社となり、拠点の真岡工場は閉鎖する方向で、労働組合と協議していくとのこと。

パナソニック株式会社 エコソリューションズ プレスリリース
http://panasonic.co.jp/es/news/2016/1607/