木質バイオマスボイラーの増設工事が完了し稼働を開始
大建工業株式会社は7月28日、2015年5月から岡山工場(岡山市港区海岸通)で進めていた、建設廃材由来の木材チップを燃料とする木質バイオマスボイラーの増設工事が完了し、7月27日に竣工式典を行うとともに稼働を開始したと発表した。
同社は、建設廃材やスラグウールなどの再生資源のほか、火山灰などの未利用資源を有効活用した製品の提供と、これらの製品を生産する過程での環境負荷低減の両立を目指した事業活動をグループ全社で取り組んでいる。
今回、これまで使用していたLNGボイラーから木質バイオマスボイラーへの切り換えにより、省エネルギーや温室効果ガス(CO2)排出量削減等の環境負荷低減に寄与する狙いがある。この投資額は約14億円で、CO2排出量は年間8,000トン削減すると見込んでいる。
これまでの合計で年間約40,000トンのCO2排出量削減に
このステップとして、元々2006年時点に2基あった重油ボイラーのうち、1基をLNGへ燃料転換したことで、CO2排出量は前年度の114,000トンから年間約12,000トンを削減している。
また翌2007年には、木質バイオマスボイラーを新設したことで残1基の重油ボイラーを使用停止し、これによりCO2排出量を年間約20,000トン削減したとのこと。
そして今回、LNGボイラーを木質バイオマスボイラーに切り替えることで、同工場の乾燥工程で用いるエネルギー源をすべて再生可能エネルギーへと転換が完了したもの。これにより、これまでの合計で年間約40,000トンのCO2排出量削減が見込まれるとしている。
(画像はプレスリリースより)

大建工業株式会社 プレスリリース
http://www.daiken.jp/news/newsDetail/799/