日本アジア投資、香川県さぬき市の水上メガソーラー発電所で売電開始

2017年5月15日、日本アジア投資株式会社（以下、日本アジア投資）は、地元パートナーと共同で、香川県さぬき市で開発していた水上メガソーラー発電所（以下、同発電所）が売電を開始したと発表した。

水上メガソーラー発電所は、ため池の水面にパネルを浮かべるもので、これに対応した設備が必要であるが、周辺に遮蔽物が少なく、日照条件の良好な場所に建設でき、パネルの接地面を平坦にする造成工事が不要で、ため池水面の冷却効果でパネルやケーブルの温度上昇が抑制されて発電効率が良くなるなど、利点が多数ある。

なお、同発電所は、日本アジア投資にとっても初の水上メガソーラー発電所で、順次プロジェクトを進める計画だ。

同発電所の名称は「野間池ソーラー発電所」で、最大出力は2.4メガワット、年間予想発電電力は一般家庭約840世帯分の年間電力消費量に相当する約299万kWhだ。

なお、総事業費は、約8億円で、このうち約80%を株式会社香川銀行からのプロジェクトファイナンスにより調達した。

また、売電先は四国電力株式会社で、買取価格（FIT価格）は36円／kWh（消費税等含まず）。

（画像はプレスリリースより）




日本アジア投資　ニュースリリース
http://www.jaic-vc.co.jp/jrelease_20170515_2.pdf