小淵沢駅に太陽光発電設備と太陽熱利用設備など導入
北杜市とJR東日本八王子支社は5月18日、同市にある中央線小淵沢駅を、環境とバリアフリーに配慮した新しい駅舎として両者協働で建設を進めており、JR東日本はこれを「エコステ」モデル駅とし、太陽光発電設備・太陽熱利用設備を導入すると発表した。
市は現在、同沢駅周辺の整備事業を推進していて、駅前広場に観光案内所と交流スペースを併設した新駅舎を整備することにより、地域に親しまれるべく利便性とともに環境性や安全性の高い交通結節点を構築する狙いがある。
一方のJR東日本は、省エネ・再エネなど、さまざまな環境保全技術を駅に導入する取組み「エコステ」を行っている。そして小淵沢駅は、国内でもトップクラスの日照時間を誇る同市に位置していることから、同社の「エコステ」モデル駅とする計画という。
エネルギーの使用傾向を把握できる表示も
エコステモデル駅では、創エネとして「太陽光発電設備の導入」を行い、晴天日の日照時間帯における駅消費エネルギーを100%太陽エネルギーで賄うほか、「太陽熱給湯の導入」も行い、駅における消費熱量を太陽熱給湯で賄う計画としている。
このため、駅舎やホーム全てに「LED照明導入」をし賞エネを図るという。
さらに、温水をパネルヒーターと床暖房に通水することで「待合室への太陽熱暖房導入」をし、エコを実感するほか、「エコ表示モニター」により、太陽光発電の発電量や使用電力量など、エネルギーの使用傾向を把握できる表示を行うとのこと。
なお、新駅舎の使用開始は、2017年7月3日初電からを予定している。
(画像はプレスリリースより)

JR東日本八王子支社 プレスリリース
http://www.jreast.co.jp/hachioji/info/20170518/