環境アセスメントを実施
株式会社サクシードインブェストメントは、三重県津市一志町波瀬地内において、「津市波瀬太陽光発電所造成事業」を計画していることを発表した。
この事業計画を進めるにあたり、三重県環境影響評価条例に基づき、環境影響評価(環境アセスメント)を実施することとし、「環境影響評価方法書」を作成し、ホームページでその調査内容などを公開している。
防災調整池としての機能も
今回の事業計画地は、周辺をゴルフ場に囲まれており、日照条件や送電インフラの立地要件等の諸条件を満たした土地。現況は、スギ・ヒノキ植林や竹林が広がり、一部に広葉樹林等が分布、谷部には放棄水田もみられる。事業実施区域に隣接した谷部では、現在も耕作が行われている。
面積は107ヘクタールで、そのうち約58ヘクタールに太陽光パネル約20万枚(出力約50メガワット)、パワーコンディショナーを70台設置する。太陽光パネル設置区域全域には、調整池機能をもたせる。造成区域内の周囲約33ヘクタールは残置とし、造成工事に伴う切り土・盛り土法面等を中心に緑化を行う予定。
運営体制としては、新たにメガソーラー発電事業者の現地法人である「合同会社サクシード津波瀬」を設立し、確実な事業実施を進めていく。
事業の実施にあたっては、周辺の土地利用現況にも十分に配慮し、事業実施による影響を低減できるように環境配慮に努め、また、地域の課題の1つであり豪雨時の農地等の冠水に対して、太陽光パネル設置位置全体に防災調整池としての機能をもたせる治水対策を計画している。
選定した項目について調査を実施
そして、この事業に係る環境影響評価について、「工事の実施」と「土地または工作物の存在および併用」における様々な影響要因を鑑み、評価項目を選定した。
「大気質」「騒音・振動等」「水質・地下水」「陸生動物(鳥類以外)」「陸生動物(鳥類)」「陸生植物」という6つの分野において、詳細な項目が選定されており、これに基づいて、予測と調査が行われることとなっている。
(画像はサクシードインブェストメントより)

株式会社サクシードインブェストメント
http://www.succeed-in.com/haze/index.html