エネルギーマネジメントシステム「I.SEM」で最先端のVPPを実現
2017年5月11日、株式会社竹中工務店(以下、竹中工務店)は、2017年4月より、東京電力エナジーパートナー株式会社(以下、東京電力エナジーパートナー)が実施する新たなデマンドレスポンスプログラム(以下、DRプログラム)の契約を締結したと発表した。
DRプログラムとは、東京電力エナジーパートナーからの節電要請に対し、取り決めた電力量を3時間削減することで電力料金の割引が適用されるプログラム。
このたび契約したDRプログラムは、竹中工務店が開発したエネルギーマネジメントシステム「I.SEM」を用いることにより、複数の建物における様々な負荷設備を統合制御して、これまで対象となっていなかった中小規模の業務用ビルでもDRプログラムを実現できる新たな取組みだ。
「I.SEM」を用いたDRプログラム導入のメリット
「I.SEM」とは、建物の負荷を予測し、熱源や空調機器などの運転を最適に計画して電力デマンドを達成するエネルギーマネジメントシステムだ。
「I.SEM」を活用して、多数の小規模な発電設備や需要家の需要抑制を一つの発電所のようにまとめて制御を行う「バーチャルパワープラント(VPP)」を構築して、過不足なく節電要請を満足することが可能になる。
このため、「I.SEM」を用いたDRプログラムでは、利用者への影響が少ない建物を優先して実施できるため、要請時の負担を低減でき、1棟が何らかの理由で要請に応えられない場合でも、他の建物でバックアップできるため、要請に応える確実性が向上する。
(画像はプレスリリースより)

竹中工務店 ニュースリリース(2017年5月11日)
http://www.takenaka.co.jp/news/2017/05/01/index.html竹中工務店 ニュースリリース(2015年9月25日)
http://www.takenaka.co.jp/news/2015/09/04/index.html