中国や韓国の企業と協働
株式会社パワーマックスは、同社が島根県で管理・施工を担当した浜田2期太陽光発電プロジェクトの竣工式を開催したことを発表した。
このプロジェクトは、浜田地域で最大規模の太陽光発電所プロジェクトで、予想総発電量は、一般家庭約3,300世帯分に相当する約12メガワット。
浜田地域においては、浜田ゴルフ&カントリーリゾート跡地の活用などを背景に、発電量11メガワットの浜田1期太陽光発電所が建設され、2015年11月に完工している。
その実績から、2期のプロジェクトの施工についてもパワーマックスが担当することとなり、投資面でのタイPremier Solution社や韓国新韓BNPの協力、技術面でのドイツMKG社と日中企業の協力によって、大規模なパネルの設置を含めた工事を約3ヶ月で完了させることに成功した。
分散型パワコンや高度O&Mシステムなどが特徴
浜田2期太陽光発電所の特徴として挙げられるのは、まず、HUAWEI技術社の分散型パワーコンディショナーである。分散型のため集中型より約5%効率化が可能となるとともに、故障の際は、故障部分だけの停止によりロスが低減、また、修理や増設がしやすい。さらに、電力消費量が非常に少ないため、放熱・防水・防塵・省エネなどの面においても優れており、20年もの長寿命化が実現した。
2つ目の特徴は、中国の海鴻電気有限公司社の、高圧盤・低圧盤・トランス盤のパッケージ化されたトランスである。パッケージ化されているため、トータルコストが削減され、輸送もしやすく、また、静粛性に優れており、電力ロスも少ないため、効率アップを実現している。
3つ目の特徴は、パワーマックスとHUAWEI技術社が共同で構築したO&Mシステムである。このシステムは全設備のスイッチにおけるONとOFFの状態を的確に把握することができるため、現場にはスタッフを配置せず、遠隔制御室にいながら情報の管理とメンテナンスをすることが可能となった。
延べ面積50万平方メートルの広い敷地で4年の歳月をかけて開発された浜田1期と2期の発電所は、合計で、約6,400世帯分の発電量となる約23メガワットの電力を提供することとなり、日中泰韓独という多国籍チームの共同作業で作り上げた日本太陽光発電の新しい歴史とも言える。
(画像はプレスリリースより)

株式会社パワーマックスのプレスリリース(共同通信 PRワイヤー)
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201704211149/株式会社パワーマックスのホームページ
https://powermax-japan.jp/