緊急時電力が確保できる防災型制御盤「ep-BOX」
センクシア株式会社は5月8日、太陽光発電の電力を蓄える「蓄電池盤」と、停電時にその電力を自動切り替えで使用できる「制御盤」がセットとなる太陽光発電防災型制御盤「ep-BOX」を発売すると発表した。
これまでの太陽光発電システムは、災害発生時に緊急で電力を使うには手動切り替えが必要で、切り替え方が分からずに使用できなかったケースが多くあったという。
このため同社は、停電時に自動で切り替えて電力を使用できる、緊急時の一時的な電力確保を目的とした防災型制御盤を開発したもの。
自動で蓄電池電力に切り替わるため、余分の操作が不要
この特長は、停電時に自動で蓄電池の電力に切り替わるため、余分の操作が不要で、電力会社への申請も要らないという。また、制御盤と蓄電池盤がボックスに収まり、太陽電池モジュール2枚分のスペースがあれば設置できるコンパクトさとなる。
また、低コストとともに、通常時は太陽光発電の電力をオフィスやマンションなどの一部電力として使用できるとしている。
同社では、停電時に電気が必要となる場面として、マンションのオートロック電源やエントランス照明、災害時に避難所となる公民館や集会所等のほか一般事務所等での照明やテレビ・PC等の電源を例示している。
なお、この蓄電池は定格容量DC12V40Ahの鉛蓄電池2台分となり、これは携帯電話(5W)4台、LED照明(15W)5台、液晶テレビ32型(150W)1台が、同時に約3時間使用できる容量とのこと(蓄電池の状態による)。
(画像はプレスリリースより)

センクシア株式会社 プレスリリース
https://www.senqcia.co.jp/corporate/press/