エネルギーの地産地消による地方創生活動
再生可能エネルギーの普及を目指す市民団体「とやま市民エネルギー協議会」の設立総会が、4月22日に富山市の県民共生センターサンフォルテで開かれた。
総会では、協議会設立の趣旨として、地域の資源と人智を活用していくという目的の一環として、市民による、市民参加による再生可能エネルギーの普及、推進に取り組むことを決意したことが説明された。
そして、富山の恵まれた自然環境を活用し、太陽光発電、水力発電、小水力、マイクロ発電、風力発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーに関する調査・研究を進めていくとしている。
その後、協議会の規約や活動方針、予算、役員体制についての議案が示され、それぞれが承認されて、協議会の発足が決定した。
協議会では、再生可能エネルギーに及び省エネルギー推進の普及活動、エネルギーの地産地消を通した地方創生活動、広範な市民の参加や実践、議論の場の創出、関係団体との連携及び協力などの活動を行っていく。
連携する事業会社も設立
また、同協議会の発足に先立ち、2月には、連携して事業を行う「とやま市民エネルギー株式会社」が設立され、川西和夫氏が代表取締役に就任している。
同社は、二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーとして太陽光発電所を設置して発電を行い、電力会社に売電することで収益を計り、さらに太陽光発電所を増設していき、再生可能エネルギーのよる発電量を増加させていくことを目指す。
また、太陽光発電のために賃貸する遊休地について、ホームページ等で広く募集するとともに、今後は市民からの出資を募り、さらに太陽光発電を拡張していく計画を示している。
(画像はとやま市民エネルギー協議会より)

とやま市民エネルギー協議会
http://www.toyama-ce.mydns.jp/tcec/report.htmlとやま市民エネルギー株式会社
http://www.toyama-ce.mydns.jp/toyama-ce/index.html