ドイツ国北海で3つの洋上風力発電プロジェクトを落札
デンマークの国営電力会社DONG Energy社は4月13日、ドイツ連邦ネットワーク庁(Bundesnetzagentur)からドイツの北海における3つの洋上風力発電プロジェクトを建設する権利を得た、と発表した。
2つのプロジェクトについて、MWhあたり0(ゼロ)ユーロで入札
DONG Energy社が獲得した洋上風力発電プロジェクトは、240MWのOWP West、240MWのBorkum Riffgrund West2、110MWのGode Wind3の3つである。
3つのプロジェクトは、2021年のDONG Energy社の最終投資決定を条件に、2024年に委託される予定である。
DONG Energy社は、OWP West、Borkum Riffgrund West2の2つのプロジェクトに対して、MWhあたり0(ゼロ)ユーロで入札した。つまり、卸売電気価格以外に、政府からの助成金の上乗せ分を受け取らないという。ただし、Gode Wind3については、MWhあたり60ユーロの入札価格で落札した。
DONG Energy社は、タービン、アレイケーブル、洋上風力変電所を担当し、電力系統運用者のTenneT社は、陸上変電所の建設、運転、所有と転送ケーブルを担当する。
全体で、3,600MWの洋上風力発電所が稼働中
現在DONG Energy社は、Gode Wind 1&2とBorkum Riffgrund1のドイツ海域において、出力902MWの洋上風力発電を稼働中である。また、450MWの洋上風力発電がBorkum Riffgrund2にて建設中で、2019年の発注を見込んでいる。
ドイツ、イギリス、デンマーク全体で、3,600MWの洋上風力発電所を運営中であり、さらに3,800MWを建設中である。
(画像はDONG Energy社のHPより)

DONG Energy社のニュースリリース
http://www.dongenergy.com/