揖斐川町主催による2施設合同の通電式開催
岐阜県農地整備課は4月11日、「下辻南清流発電所」と「諸家清流発電所」の稼働開始に伴い、揖斐川町主催による2施設合同の通電式を、4月20日に開催すると発表した。
同県は、日本一の包蔵水力を誇る水資源の豊かさや“流”と“落差”のある農業水利施設の多さなど、県の強みを活かした小水力発電施設の導入に取り組んできている。
2発電所は、農業用水以外の水資源を全国で初めて利用できるようにするとともに、売電収益を地域振興のために活用可能とした「県単水力発電施設整備事業(H24創設)」により、農業水利施設を活用した小水力発電施設を整備したものという。
下辻南清流発電所は、揖斐川町小津地内の農業用下辻南用水による有効落差34.7m、水量0.25m3/秒を利用して最大出力64kWの発電を行うもので、年間発電電力量は33.5万kWhとなる。これは、一般家庭90世帯分の年間使用電力量に相当するとともに、年間約186トンのCO2削減効果となる。
県が事業主体、揖斐川町が運営主体として実施
また、諸家清流発電所は、揖斐川町坂内坂本地内の農業用上諸家用水による有効落差55.2m、水量0.50m3/秒を利用して最大出力190kWの発電を行うもので、年間発電電力量は71.6万kWhとなる。これは、一般家庭200世帯分の年間使用電力量に相当するとともに、年間約397トンのCO2削減効果となる。
なお総事業費は、下辻南清流発電所が2億9千5百万円、諸家清流発電所が4億9百万円となり、両発電所ともその75%を県が負担し、25%を町が負担した。また、いずれも事業工期を平成26年度から同28年度とし、県が事業主体、揖斐川町が運営主体となって進めてきたものとなる。
【合同通電式開催概要】
日時:平成29年4月20日(木)14:00~15:00
会場:下辻南清流発電所(揖斐川町小津地内)
次第等(予定):
・通電セレモニー(諸家清流発電所の通電はモニター中継)
・式典
(画像は岐阜県のHPより)

岐阜県 プレスリリース
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