バイオガスに含まれるCO2を除去し、バイオメタンを生産
2017年04月04日、日立造船株式会社(以下、日立造船)は、同社のグループ会社Hitachi Zosen Inova BioMethan GmbH(以下、HZIBM)が、フランスのバイオガスプラント事業者向けにバイオガス精製装置(以下、同処置)を納入したと発表した。
同処置は、フランスのセーヌ・エ・マルヌ県 ブリ・コント・ロベールに建設されたバイオ廃棄物や農業廃棄物からメタンガスを製造するバイオガスプラントに、近日中に引き渡される。
同装置によりCO2を除去されたメタンガスは、フランスのガス配給事業会社であるGaz Reseau Distribution France (GRDF)へ供給される。
同装置の概要
精製方式はメンブレン方式で、バイオメタン生産量は、運転開始時は毎時130N立方メートルだが、稼動後、段階的に投入する廃棄物量を増やし、毎時260N立方メートルへ倍増させる予定。
なお、HZIBMは、日立造船の100%子会社で、欧州のごみ焼却発電プラント(以下、EfWプラント)建設事業でトップシェアを有するスイスのHitachi Zosen Inova AG(以下、HZI)が、2015年に子会社として発足させたドイツのバイオガス精製装置メーカーで、バイオガス精製装置の設計、製造などを展開する。
(画像は日立造船公式ホームページより)

日立造船 ニュースリリース
https://www.hitachizosen.co.jp/release/2017/04/002536.html