現行の重油・原油から、木質バイオマスへの変更の検討
2017年4月5日、関西電力株式会社は、相生発電所2号機の燃料について、現行の重油・原油から、木質バイオマスへの変更の検討を行うため、三菱商事パワー株式会社と共同で、新会社「相生バイオエナジー株式会社」を設立し、登記申請したと発表した。
同社は、安全確保を大前提に、再生可能エネルギー電源の開発を積極的に推進しており、相生発電所2号機の燃料について変更の検討を行うことにした。
また、木質バイオマス燃料の安定調達を行うため、三菱商事パワーと共同で新会社を設立した。
相生発電所および新会社「相生バイオエナジー株式会社」の概要
相生発電所は、相生市相生柳山に所在し、相生2号機は1982年11月に運転を開始し、現在の定格出力は37.5万kWであるが、木質バイオマスへ変更した後は約20万kWとなり、2030年には50万kW程度の再生可能エネルギー電源の開発を目指す。
なお、相生1号機は1982年9月の運転開始、相生3号機は1983年1月の運転開始で、1・3号機とも定格出力は37.5万kWで、燃料は天然ガス・重油・原油である。
相生バイオエナジー株式会社は、関西電力2.7億円(60%)、三菱商事パワー1.8億円(40%)の出資で、資本金4.5億円であり、発電設備の設計・建設・運転・維持・管理、電力の供給販売と付帯関連する事業を行う。
(画像は関西電力公式ホームページより)

関西電力 プレスリリース
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2017/0405_1j.html