福島再生可能エネルギー研究所などを活用し、シーズの事業化に向けた技術支援
2017年4月3日、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、産総研)は、福島再生可能エネルギー研究所「被災地企業のシーズ支援プログラム」(以下、同事業)の2017年度公募の採択結果を発表した。
同事業の支援対象は、東日本大震災によって甚大な被害を受けた被災地(福島県、宮城県、岩手県の3県)に所在する企業が開発した再生可能エネルギーに関連した技術やノウハウ(以下、シーズ)だ。
産総研は、福島再生可能エネルギー研究所などを活用し、シーズの事業化に向けた技術支援を実施するとともに、成果の当該企業への技術移転を通じて、被災地域における新たな産業の創出を目指す。
採択テーマ一覧
同事業開始から5年目の公募として、2017年1月6日~1月31日の受付期間に申請された26件について、公募要領に記載のとおり、審査委員会にて厳正に審査を行った結果、申請のあった26件全てが選定された。
採択テーマは5つの分野に大別され、太陽光発電分野では、「結晶シリコン型太陽電池電極ペースト用ガラスフリットの改善」他6件、風力発電分野では、「耐候・耐トラッキング性構造を有するプラズマ気流制御電極の開発」他1件、地熱地中熱分野では、「溶融樹脂を用いた革新的な高温・高圧環境試験技術の開発とその評価」他6件、蓄エネルギー分野では、「カーボンニュートラル燃料の熱利用技術の開発」他6件、再生可能エネルギー管理では、「長期運用データと人工知能(AI)を活用した小水力発電所維持管理の高度化」他2件。
(画像はプレスリリースより)

産総研 ニュース
http://www.fukushima.aist.go.jp/seeds/koubo_kekka_h29.html参考 2017年度公募時の案内
http://www.fukushima.aist.go.jp/seeds/koubo_h29_01.html