バイオマス発電で野菜栽培施設を運営
株式会社中国銀行は、株式会社サラによるバイオマス発電を利用した施設園芸事業に対して、同行が主幹事となるシンジケートローン契約の組成を行ったことを発表した。
これは、笠岡湾干拓地において、オランダ製の半閉鎖型ガラス室栽培施設とバイオマス発電を組み合わせた世界最先端の施設園芸事業。栽培面積111,600平方メートルにおいて、トマト・パプリカ・レタスの生産を行うが、そのエネルギーを、出力10,000キロワットのバイオマス発電によってまかなうものである。
総事業費は139億5000万円。これに対するシンジケートローンは59億万円、中国銀行がアレンジャー兼エージェントで、参加金融機関は、笠岡信用組合、西日本シティ銀行、山陰合同銀行、玉島信用金庫、トマト銀行、となっている。
事業開始は2019年4月の予定。
地方創生への取り組み
中国銀行は「アグリビジネス」「環境・エネルギー」分野を「成長業種」として、特に重要分野に位置付け、また、これに対する育成支援を行うことにより、地域経済活性化への貢献を行うことを目指している。
今回の事業は、施設のエネルギーを木質バイオマスで供給するという環境にも配慮した最先端の取り組みと雇用など地域への貢献度も高い点を評価し、日本政策金融公庫岡山支店と連携し協調融資を行うこととしたものである。
(画像は中国銀行より)

株式会社中国銀行
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