出力制御の機能を有するパワーコンディショナーおよび通信設備の導入が急がれている
2017年3月28日、株式会社コンテックは、パワーコンディショナー(以下、PCS)の出力制御機能を搭載した太陽光発電監視システムの新パッケージを開発し、「SolarView Air出力制御対応版」(以下、同製品)として2017年4月3日より受注および出荷を開始すると発表した。
2017年4月に改正FIT(固定価格買取制度)法が施行され、太陽光発電事業者は、送配電事業者から要請があれば送電量の抑制に応じる必要がある。
同製品は、太陽光発電監視システムのパッケージSolarView Airをベースに、出力制御に対応したPCSに制御指令を送る「出力制御ユニット」機能を新たに搭載し、監視表示機能とPCSの出力制御機能とが融合した新パッケージだ。
SolarView Air出力制御対応版の特長
「3G回線(回線契約済み)」と「クラウドサービス」がワンパッケージになっているので、別途ネット回線機器の設置や契約を必要とせず、野立て太陽光発電所でも設置場所に困らない。
電力サーバーから出力制御カレンダーを自動取得してPCSに出力制御の指令を行い、カレンダーの取得がない場合にはEメールで通知する。また、パワーコンディショナーの状態変化を正確に通知し、パワーコンディショナーが複数設置された発電所でも故障を正確に把握できる。
なお、収集するデータは、日射量、気温、交流および直流の電力量・電圧・電流だ。
インターネットを通じて、いつでも・どこでも最大40拠点の発電状況を1つの画面で閲覧できるので、複数の太陽光発電所を煩わしさなく管理・運用できる。
(画像はプレスリリースより)

コンテック プレスリリース
http://www.contec.co.jp/corp/press/2017/17032800.html