防災集団移転跡地を有効活用した施設
2017年3月21日、三菱電機株式会社は、宮城県が農村地域復興再生基盤総合整備事業として推進する「亘理・山元第2地区」(同県亘理町)向けに納入した2.25メガワットの太陽光発電設備が竣工したと発表した。
同発電設備は、防災集団移転跡地を有効活用した施設で、電力は全て電力会社に売電される。
また、売電で得た収入は、宮城県内の農業水利施設の維持管理費など、同県の農業・農村の振興に活用される。
納入設備の特長
発電容量は2.25メガワットで、積雪地域用の同社製単結晶270ワット太陽電池モジュール8,344枚、一体型パワーコンディショナ・高圧受変電設備および計測装置システム・ITV監視カメラ・屋外表示装置・太陽電池架台から構成される。
日射量や発電・送電ロスの他、美景観も考慮した最適配置・システム設計を実施し、耐蝕性に優れた鋼鈑とアルミ合金製ロックボルトを用いた独自開発の耐塩害性架台を採用して、洪水時には一時的な調整池として活用する。
プロテクションバーをモジュール背面に設置して1.5mまでの積雪に対応する、低勾配設置でも優れた排水・排埃性を実現、耐候性・耐湿性に優れた3層構造PETフィルムを採用する、フレームの取り付け部材にもメッキ処理を施すことで高い耐蝕性をもたせて塩害地域に対応する、などにより省メンテナンスを実現する。
(画像はプレスリリースより)

三菱電機 ニュースリリース
http://www.mitsubishielectric.co.jp/