廃棄物からエネルギーを回収し、地域暖房ネットワークの熱源とする、熱電併給型の廃棄物発電施設
2017年3月21日、新日鉄住金エンジニアリング株式会社は、同社のドイツ廃棄物発電プラント子会社Steinmuller Babcock Environment GmbHを介して、スウェーデン王国におけるストーカ炉式廃棄物発電施設の新設工事(以下、同案件)を受注し、このたび契約を締結したと発表した。
ドイツに本社を置く欧州大手電力・ガス供給会社E.ON SEのスウェーデン法人E.ON Värme Sverige ABは、スウェーデン王国の首都ストックホルムから北西40kmに位置するヘグビートルプ地区において、次世代エネルギーパーク事業(以下、同事業)を計画している。
この度の契約は、同事業の一環として、熱電併給型の廃棄物発電施設(以下同発電施設)を新たに建設するもの。
同発電施設の概要
同廃棄物発電施設のごみ処理能力は、基準ごみの定格処理日量738トン、低質ごみの最大処理日量1,080トンで、世界最大級の規模であり、廃棄物からエネルギーを回収して、ストックホルム北西地域の温熱需要の約80%を供給する計画だ。また、発電出力は100MW。
契約範囲は、ストーカ炉とボイラの設計・調達・据付および試運転であり、竣工時期は2019年末。
(画像はプレスリリースより)

新日鉄住金エンジニアリング ニュースリリース
http://www.eng.nssmc.com/news/detail/328